屋久島を自由に旅する GREEN MOUNT

屋久島を自由に旅するガイド GREEN MOUNTの公式ブログです。 トレッキング、ピークハントやキャンプなどの山のツアーから、今話題のSUP(スタンドアップパドルボード)、SUP YOGAなどの川のツアー他、天候に合わせてスタッフにお任せツアーなどを運営しています。 ツアーの様子や、活動報告、日々の屋久島LIFEなどを随時UPしてますので、屋久島に興味のある方は是非チェックしてみてください。

タグ:繋がり

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令和元年初日は、九州最高峰の「宮之浦岳」へ男3人で行ってきました。
 この日は雨。途中から雨もかなり降ってきて、風もかなり寒く、山頂にはたったの3分程度しか入られませんでしたが、元気な参加者と思いっきり楽しんできました。

年号をまたぐのはこれで2回目
昭和から平成、そして令和とこの時代も平和が長く訪れることを祈り、九州のてっぺんへと向かいました。
今回は沖縄から来たMくんと、大阪から来たTくんのサポート
なかなか個性豊かな二人、特に大阪のTくんは僕の人生でもなかなかお目にかからない新しいタイプの男の子で、道中での会話に様々なエッセンスを加えてくれて、とても学びが多い時間を過ごしました。
 
人生生きてきて、様々な人たちと出会ってきましたが、、、まだまだ人間世界奥が深いと、、、
これからの出会いが楽しみになる予兆にワクワクと、、、

沖縄からMくんは包容力があり、どっちかというと昔から友達だったような感じで、なんかほっこりしました。
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沖縄にはない高い山という、屋久島の雄大な景色にMくんも相当楽しんでもらえたんじゃないかと思います。
山頂の視界は0でしたが、山はそれだけじゃない。そこまでのアクセスにもたくさんの楽しさや学びがあります。

最後にTくんが「ゴールデンウィークをこの島に選んで本当に良かった」と言われた時に、なんか深い学びをした気分です。

ツアーを変更して他の山に登ることを選んだ人もいたと聞きましたが、僕はこの雨の中、男2人で年のはじめにここを歩けたことが、とても印象深く、、、心に残りました。

また会いたい二人です。
繋がりを大切にし、令和も平和な時代を過ごしていきたいと思います。
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最後にみんなで苔の綺麗なところを散策。

屋久島を自由に旅する
GREEN MOUNT
その時、その瞬間を大切に
https://greenmount.jp
 

Earth Tribesの洋見とNewスタッフの新平と共に企画している「屋久島裏縦走」も5回目を迎えた。
毎回自然が起こす景色は、今回も裏切らず、真っ向から心に突き刺す旅となった。

そして、日々心から笑える、最幸の旅になったことも。。

数日前から天気を確認するが、秋雨前線が日本を股に掛け大暴れ!屋久島は雨が続いていた。
天気図を見ると台風24号「チャミー」が太平洋側から猛威を振るいながらどちらに向かうのさえわからない。
前週に洋見と行ったマザーアースエデュケーションの主催するビジョンクエストを体感した直後と言うこともあり、僕らの方針は決まった。

安全を1番に置き、その中で何が起ころうと、そのもの自体を全身全霊で受け取りに行く旅
僕らがやりたいことは、どこかに行くことでの達成感だけでなく、そこまでに味わう感情の動きを大切にしたツアーを企画すること。
屋久島の数千年間変わらない森を通じて、ありのままの自分とアクセスする時間をなるべく多く作って行くこと。
自然の中から、本来の自分とつながる純粋な力を取り戻す旅
そんな旅になったらいいなーと、僕は登山道の入り口に立っていた。
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総勢8名のつながる仲間へ、ここに旅の記録を残す。
題して「森のくまさん」
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僕らの旅は巡礼の旅
旅の色々なところで自然や自分の中に繋がっている全ての生き物に祈りを捧げている。

この祈り無くして、僕らの裏縦走は成り立たない。

僕らが森に入らせていただくための自然界との約束の時間。
この祈りのおかげて、なぜかいつも僕らは自然に守られる。

というか、その時必要なことを、自然が伝えてくれているようにも感じる。
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森の初日だけ天候は晴れ
久しぶりに背負った30kgオーバーのザックは、足取りを遅くさせたが、なぜか悪い気がしない。

スタッフ、メンバー全員がそれぞれ全員にかかわる荷物を分担して持っている。
荷物さえ、僕らにとっては深い絆。
誰がどのぐらい、量が多いとか少ないとか関係ない。

全員で助け合いながら、目的地へと向かう旅は、なぜかいつも大いなる存在からの力を得ることができる気がする。
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光が入ると、そこはまた別世界。
なんども通ったことがある道が、まるで別の道のようになる。

僕は今回の旅で大きな大きなギフトを自然から、そして仲間からもらった。
それは

「人生の未来へ続く道は、誰も歩いたことがない道」ということ。
「だから誰かれの道を歩むのではなく、僕が僕である自身の道を自分で自由に歩んでいけばいい」ということ。

毎日が同じように見えて、実は大きく違う日々を過ごしていることになかなか気づけない自分が、今回の旅でかなり深いところまで理解できた。
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旅のほとんどが雨に出会い、目的地すら刻々と移り変わる時の中で、どこに行くかも決めるのではなく、決まって行く。

誰かが決めるのではなく、全員で話し合いながら。

それは、誰かがするのではなく、時に任せて。。。

こんなに多くの時間をシェアに使ったのもの雨のおかげ。
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それぞれ別々の行き方をしていたメンバーが、今回の「屋久島裏縦走」を通じて、繋がり、、一つのまるで家族のようになって行く。

参加メンバーの融が言ってた。以前も何回も聞いたことがある法則。本まで買ったけど自分の心まで本当の意味で届いてなかったのかもしれない。。

鏡の法則
自分がかかわる他人に起こっていることは、全て自分の中にあるもの
自分を変えると、周りの世界が変わっていく。
それは、まさに「魔法」だった。

そんな魔法を僕らはずっとずっと以前から持っているんだ。
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今回のピークは霊峰永田岳。。
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そしてそのプロセスは明るい

プロセスは常に明るい学びの時間
受け入れるか、跳ね除けるかは自分次第。。

またいつか共に旅する仲間へ
今回も僕にとっては深い学びの旅だったよ。

話が盛り上がるとなぜか出てくる歌「森のくまさん」
この歌に今回僕は魅了されてしまった。。。
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行くところまで行きます。

終始笑いの絶えない、最幸の旅でした!!

屋久島を自由に旅する
GREEN MOUNT
http://www.greenmount.jp
 

今回のTさんファミリーとの旅は、子供達と少しづつ距離を縮めることができ、僕もすごく幸せな時間を過ごすことができました。
数十年ぶりにTさん!家族を連れて自分が以前思い出が深い場所「屋久島」への旅を計画。
彼女からGREEN MOUNTのツアーに参加してくれた感想をいただきました。

---GREEN MOUNTへ---
1日目のsupは、想像以上に素晴らしく、大自然に溶け込んでいる感覚でした。川に飛び込んだり泳いだり、アキさんとジェミーさんがいてくれたので、子どもたちも私も主人も自由に楽しむことができました。
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2日目の白谷雲水峡は、子ども4人、一番下は5歳なので不安でしたが、5歳の息子のペースに合わせ、そして安全に行けるよう装備をいろいろ工夫してくださって、アキさんの優しさが伝わってきました。
白谷雲水峡から太鼓岩まで行くかどうか、時間的にもかなり厳しかったのに、私の、太鼓岩まで行きたい!という想いを受け止めてくれ、なんと5歳児をおぶって行ってくれました。思ってもいなかったので驚きでしたが、あの険しい山道、アキさんだったから家族6人で太鼓岩まで行くことができたと思います。本当に感謝しかありません。
太鼓岩では霧がかかっていて残念、と思いきや、風で霧が晴れて絶景を見ることができ、本当にいろいろなことに感謝でした。
何度か泣いてしまう事件もありましたが、アキさんの塩せんべいで復活して、最後まで歩くことができました。山の歩き方も教わり、5歳の息子はとても自信がついたようです。帰ってきてから他のことも挑戦するようになりました。
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3日目は台風が迫っていて、”SUP屋久島水族館”はできませんでしたが、代わりに、子どもも楽しめる観光を計画してくださり、アキさんとの3日間は、私たち家族にとって、とても楽しく貴重で不思議で最高でした。
屋久島の自然のこともたくさん教えていただき、みんな屋久島のことが大好きになりました。
一緒に過ごす中で、アキさんのゆったり優しい雰囲気、どんなことも受け止めてくれる大きな人柄に触れて、いろいろなことを教わったように思います。子どもたちもそう感じてくれていると思います。

最後に、マリちゃん(僕の娘ちゃん)、人見知りの長女と遊んでくれてありがとう!無理やりではなく、自然と寄り添うように仲良くなってくれて、私もとても嬉しかったです。長女も、遠く離れた屋久島に友達ができた!と喜んでいました。
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日がたつにつれ、子どもたちは屋久島でのことが蘇ってきています。
アキさんにお願いして本当に良かったです。
次もアキさんにお願いしたいです!

ありがとうございました!
---以上---

また一緒に旅しにいけること、心から楽しみに待ってまーす♪
数あるガイド会社からGREEN MOUNTを選んでいただき、ありがとうございました。 

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5月の末に開催した「屋久島裏縦走」今回で2回目となる企画だが、毎回ツアーを発表すると瞬間で埋まってしまうほど。今年の夏もすでに満員になってしまっている状態。
今回も心友の「洋見」と一緒にツアー工程を製作し人があまり歩かない登山道をピックアップしてスタートしました。
「旅」をテーマに 自然の中で、心を解放し、自然と繋がることに重点を置いた6泊7日の旅。
今回は総勢11名のメンバーが集まった。
なぜこれほどまでに長く森の中に入ることを選んだかというと、短い時間では、その人本来の心と自然が繋がることが困難だと思っている。目的地が決まっているツアーとは違い、僕らがやろうとしていることは「旅」がメインになる。

旅を通じて、本来持っている自分とチューニングをしていってほしいし、僕もそうしていきたいと思っている。いろんな経験の中から時には自分の体験したことがないことに出会い、生きてきた環境からできた枠が外れていく。さらに深い自分へと繋がれるようになっていくところも好きなことの一つ。
そして何より、この旅はめっちゃくちゃ楽しい!!笑いあり、涙あり、たくさんの感情とともに旅をしている。

1人でできるツアーじゃないことは、仕事がらよくわかっている。何もなく無事に終わることの難しさも知っている。だからこそ備えを常にすること、事前の準備が必要になる。安全面も打ち合わせを密に重ね、何か起きた時のエスケープも含めて考えると1人じゃできない。
そして、誰とでも一緒に気軽に企画できるツアーじゃないこともよくわかっている。
だからこそ「洋見」との出会いは、僕にとっては大きな、大きな可能性を広げてくれている。
いつも心からありがとう。洋見のことは大好きだ!彼といるといつもがワクワクで枠が外れて行く。
洋見も好きでいてくれるのがすごく伝わってきて、なんだか一緒にいるのが気持ちがいい。
だから心友と思えるんだろう。

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さて、ここからは旅の話!
洋見の合図で森に入る前に、心を鎮めて森の中へお邪魔させていただくためのそれぞれの時間。
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僕らはこういった時間をすごく大切にしている。今回の参加者全員がこの気持ちをよく理解しているからこそ、今回のツアーが成り立っていると思う。
急ぐことで欠けている心の部分を大切にしたい。
過ぎ去ってしまうことより、過ぎて行くことを「みとどける」そんなゆとりがある時間を大切にしたい。

一人一人が何かを感じ、そしてそこから何かを得ようと、、、しかし与えることの方が受け取ることより貪欲になる現代社会に、与えることの大切さを磨いていきたいと、、、


僕はこんなことを書いてるが極度の「せっかち君」なので、心に再確認!再認識と!!ブツブツ!!
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今回のツアーでも一人一人が背負う荷物は60L以上のザックが多い。
屋久島に縦走目的で来られる一般客の方のザックは40Lぐらい。最近はグッズが進化したおかげで、さらに小さくても登山ができるようになってきている。

なのに僕らは60Lを超える荷物で歩いている。
すでにこのツアーが他のツアーと全く違ったことを成し遂げようとしていることに、誰もがゆっくりと気づいていくことに。
荷物の中はみんなでシェアしている荷物。一人の荷物だけじゃない。
 だから僕らは1つの家族のようなもので、互いに重さを支えながら歩いている。
その「気持ち」をより多く分かち合える時間を僕らは大切にしている。
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ところどころに生き続ける巨木の成長を見ると、それぞれが決まった形をしていなく、好きなように伸びている。っというかそういう生き方でしか存在していられなかったようにも感じる。それに取り巻く他の植物たち。この姿から自然の持っている大きな懐のでかさに思い知らされる。

自由に生きていること、共生する姿は、誰もが否定せず。
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重い荷物を運ぶと、途中の休憩時間も長い。
こんな時、ちょいっと笑い話が出るとどっと笑いの渦に、こんな時間がすごく大切。
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大きな木に囲まれて、葉が風で揺れると枝が揺れ、幹に風の音が知らされる。
その音は根から大地に渡り、奥へ奥へと響き渡る。
音は聞こえなくても、触ればわかる。小刻みに揺れる振動から風を感じる。
大地はたくさんの音を拾う。普段では気にもしていない音がたくさんあるんだということに気づかされる。
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心の「みみ」で聴くことで伝わることは多い。
途中で曲げず、しっかり聴くことで、たくさんのことを感じさせてくれる。
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巨木が支える枝はすでに大きな幹のような太さを持ち、それを支える本来の幹の強さは硬さだけじゃない。しなやかさもまた大切なことなんだと思った。
しなやかに動く巨木も風を受け流すが、軸は変わらない。
こんな生き方に惚れる。
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屋久島に咲く小さなスミレ。ここでしか見れない姿は、ここでしかない環境が作っている。
環境はその物を作る大きな要となっている。当然僕らもどういった環境で育つかによって、全く違った人生を味わうことができる。しかもそれがいつでも選べること。過去ではなく、未来を作る環境をいつでも選べる今世に感謝したい。
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森を抜けると、奇岩(祈願)の世界が広がってくる。屋久島の雄大な山脈地域からみる海は、僕が屋久島に来てから大好きになった景色の一つ。
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ちょうどシャクナゲの時期。綺麗なピンク色の花が咲き始め、白へと変化していく。
色が抜けていくところが面白い。白になるまでの過程に様々な色に変化していくところに惹かれる。
今年は開花が少し遅れていたが、今回の旅で見れたことが何より嬉しい。
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森から抜けて岩肌をのぞきながら山頂に向かう喜びは、なんとも言えないぐらい気持ちがいい。
今回洋見と相談させてもらったところが、森から抜けてこの景色に到達したいという計画。
屋久島の島のイメージを大きく変えてしまうほどの景色。
岩盤がむき出しになっている岩肌に神さまを感じでしまうほど、心が踊る瞬間です。
この景色は何度見ても最高だ!
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もうすぐ山頂へ。
今回もヤクザサにかなり助けられることに、細くてきゃしゃだが、見えないところ、根っこが大地をしっかりとおおい、隣のササと複雑に絡みあうことで、簡単には抜けない。
人間の体重を軽く支えてくれるほどの強さが、この細さに隠れている。
そこにひっそりと咲くスミレも普段では通り過ぎてしまうほどの小ささ、手がササへと伸び、意識を変えることで見えてくる別次元の世界観は、また違った楽しみの一つでもあったりして、自分がこんなに花を好きになるとは!!思いもしなかった。
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山頂に到着したが、まずは祠に祈りを捧げる。
僕らの大切にしていることの一つでもある、人と神さまとの時間。
古来人が山頂に登り、そこに神さまの存在を感じ、祠を設置し里の暮らしの恵みを祈った。
今ではだんだん薄れていっているが、屋久島では各集落で今でも「岳参り」として想いをつなげていっている。
洋見が「岳参り」についてみんなに伝えてくれた。
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山から流れ落ちた水が川を抜けて海へと流れ出す。海に様々な生き物が生き続けられるのには、森から流れる栄養も必要なことの一つ。海岸へと広がる山の恵みを持って、山の神さまにご挨拶にいく。
全ては循環している。その頂きに、今年も感謝の意を伝えることができた。
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山頂に登ると太陽は西の海へと向かって色をどんどんと変わっていく。
こんな幻想的な景色を見せたいと、ここまでのプロセスは決して優しくなかったが、ここにきてみれる景色がそんなことを全て忘れさせてくれてしまうほど、心にビシビシと突き刺さってくる。
「あーーー」とか「おーーー」とかもう言語を通り越し語源が飛び交う。
感動は言葉にならないもっともっと先にあるんだろう。
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今回も心に刻まれる、素晴らしい旅となった。
太陽が沈むまで、この時間を大切に、みんなと共有できたこと
素晴らしい経験を共にできたこと
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 誰一人としてかけることなく、今回の旅も最幸な「たび」となりました。
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みんなと一緒に登れて、心から嬉しかったよ♪
またいつか一緒に心の旅に行こう。
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そして僕はまだまだ心を育む旅の途中です。
かっこいい大人になりたいんじゃない、子供のままの心で大人になりたい。
大人の幼稚園児 アキより

屋久島を自由に旅する
GREEN MOUNT
次はvol.3夏!乞うご期待。
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