屋久島を自由に旅する GREEN MOUNT

屋久島を自由に旅するガイド GREEN MOUNTの公式ブログです。 トレッキング、ピークハントやキャンプなどの山のツアーから、今話題のSUP(スタンドアップパドルボード)、SUP YOGAなどの川のツアー他、天候に合わせてスタッフにお任せツアーなどを運営しています。 ツアーの様子や、活動報告、日々の屋久島LIFEなどを随時UPしてますので、屋久島に興味のある方は是非チェックしてみてください。

タグ:トレッキング

DSCF0362

縄文杉へ行くこととは、、と最近よく考える

昭和41年に発見されてから人々に愛され続けて今に至るこの巨木は
屋久島で一番数多くの来島客を迎え入れる

DSCF0168

 今回GREEN MOUNTのツアーに参加してくれたお二人

 DSCF0364

今年は思ったよりこのコースに出歩いている

昨年までがほぼ数えるほどの数だったこのコースも、しばらく歩いていないと、なぜか楽しく感じてしまう。

DSCF0384

春を知らせる花も満開

なんかすごくこのコースが懐かしく愛おしく感じてしまった

DSCF0208

一緒に行った二人とも気が合い道中もすごく楽しい時間で、、、

やっぱり人だ!

今年屋久島は世界遺産に登録されてから30周年を迎える
2月ごろから僕が所属している屋久島フィルムで30年前に世界遺産に関わった、住んでいた方々を十数人撮影してきた。
30年の時を経て、30年前の記憶から遡りこれからを聞いていたところ
僕の中に思いっきりストレートに入っていく言葉があった。

これからの屋久島はガイドさんがつくってくんだろうね。
だってガイドさんがお客さんをツアーしているからね。

この言葉まで辿り着くプロセスを聞いていたら、この言葉がとても重く感じてしまった。

DSCF0227
 
僕が人を連れて行って、サポートして伝えたいこととは、、、
縄文杉じゃなくても伝えることはできる
けど、ここでしか伝わらないものも存在していることは確かにあると思っている

最後がいつになるかわからないが、この道を辿ることでしか見れないプロセスを大切にしよう。

DSCF0293
 
こんな素敵な二人にまた会えることを期待して♪ 

DSCF0345

僕らにはこの木に天使がいるように見えてしまった。

森の中にあるちょっとした景色が、僕らの過去の記憶と同調するときによく見る感じのパターンだけど、なんかめっちゃ気持ちが良い場所でした。

今年も楽しんでいきます♪

屋久島を自由に旅する
GREEN MOUNT
https://greenmount.jp 

DSCF1487
2023年3回目の仕事ですが、今年になっては初めての縄文杉までのトレッキングガイドとしてサポートしてきました。
DSCF1495
天候にも恵まれ、気温もそこまで下がっておらず、めっちゃ快適な一日
しかも朝露が結構ついていて、当たりがとても綺麗!!
DSCF1500
 この数年では一番動物に出会った一日です。
DSCF1505
 鹿の親子が2組いました。
この数は縄文コースでは数年みてないレベルです。
DSCF1511
 久しぶりに来たので、なんかテンションも上がってしまい、休憩中にパチャパチャと撮影してしまった。。笑
DSCF1513

DSCF1518
標高1,800mあたりからはまだ雪が残っているなー。
今年雪山チャレンジする予定が、意外に忙しく、、、なかなかチャンスに恵まれない。。。汗
今度の寒波も自分はまだSNAPPEROCKの大工仕事や、サイト制作などがあり、、、、、汗
なかなか予定が立てられないという言い訳を言ったり、、、して。。。汗
遠いいなーーー宮之浦岳。。。。

DSCF1523
 
DSCF1576
 
時間と共に入ってくる光の高さや向きも変わり、グラデーションが凄すぎました。
DSCF1533
お!ちょっと切り株の中に入ってみると、、、いろんな植物が生きているのに感動している最中

DSCF1557
 
DSCF1561
やっぱり屋久島の森は気持ちがいいなー

DSCF1606
相変わらず存在感が大きすぎる縄文杉に挨拶して、帰ります。

DSCF1627
 ??オオゴカヨウオウレンがこの時期に開花!!しかも結構咲いている。
DSCF1649
 サクラツツジもこちらは一箇所ですが、咲いていた。

今年は暖かいのか、、、、、
これから月末にかけて大寒波が来るような話も聞いたので、どうなるんだろう??

もし月末に大きな寒波がきたら、狙ってみようかな奥岳!! 

DSCF3524
先日黒味岳にKさんUさんと登ってきました。
Uさんから旅のメッセージを頂いたので、アップします♪

---以下文章---

9月に入ったものの、残暑厳しい東京です。
そちらはここ数日台風の影響で荒れた天気が続いていると思います。
山も川も、そして海も、連日猛烈な豪雨に叩かれていることでしょう。

自然とは時に優しく、時に厳しい。

屋久島といった大自然の中にいると、自然の偉大さや雄大さを日々感じるととともに、自然と共存する難しさを実感されることでしょうね。


週末は埼玉の実家に戻り、両親に写真を見せながら、改めて「自分はあの山頂まで登ったんだ!」と、嬉しくそして誇らしげに思いました。

昨年初めて屋久島に行き、一日中山登りや川遊びで体を動かせる喜び、そして、試したことさえなかった登山を初体験し、マラソンでゴールした時と同じような達成感で満たされました。

ガイド泣かせのノロノロだったとは思います。ごめんなさい。でも、そのお陰で加藤さまの波乱万丈の人生のお話を色々お聞きすることができました。

人に歴史あり。

海しかり、山しかり、家造りしかり、、、
加藤さまがこれからの人生を愉快にそしてたくましく生きていくために手繰り寄せたもの、決して楽な道のりではなかったと思いますが、こんなにもたくさん!
お話を伺い、そして、カメラ越しに見える笑顔と真剣な眼差しに、妙に納得してしまいました。


実は、今回の登山は自分にとって慰霊登山でした。

小さい頃からずっと仲が良かった3歳下の弟が、7月14日に急死したのです。病死でした。一生懸命生きようとしていたのに、これからもっと楽しいことがあったはずなのに、突然天国に行ってしまいました。

同行してくれた友人には気を使わせては申し訳ないと、今回の旅行の最終日まで明かせずにいました。
明かすと、友人も民宿のオーナーさんも一緒に泣いて、そしてハグしてくれました。
「神聖な奥岳に登ったんだもの。絶対弟さんの供養になっているよ」と。
ありがたい話です。

黒味岳の頂上前で、久しぶりに大声で叫んだ「ヤッホー」は、きっと弟のもとに届いているはず。そう信じています。


なにやらとりとめのないことをいっぱい書いてしまいました。

これからもふと屋久島で登山がしたくなることと思います。
そのときはまたガイドをお願いしますね!!
完成した民宿、そして宿泊客の面白話をたくさん聞かせてください。

今回の台風で被害などがでていないことを祈りつつ・・・

また屋久島に伺わせていただきます。


DSCF6155
常緑樹に囲まれた屋久島の森の中にも秋がきます。
本州のように一面が秋景色にはなりませんが、ポツンポツンと姿を出す落葉樹と落ち葉に、毎年四季を感じる季節です。

そんな透明感がある森を旅してきました。

こんな深い森を歩くのは初めてと、偶然が必然のように僕に二人を出会わせてくれました。
DSCF6135
基本アメーバーのような人間なので、誰とでも気を合わすタイプですが、波長は別。
波長は動物的なもとして備わっているものだから、これを合わせるのは難しい、、、
波長が合うと、気を遣うこともなく共に同じものを感じられる。

今回は久しぶりに波長のあう二人と、共に歩いた時間は僕にとってとても大きな学びとなり、気持ちがとても落ち着いていたのを記憶している。

普段では出会うことも難しい出会いを、屋久島というフィールドは面白いぐらい「ご縁」を優先してくれる。
DSCF6238
人間は自然の一部として存在している。
現代社会になってこの原理がかなり離れてしまっていることに気づくと、自然の愛おしさ、そこに生きる生き物達が同じ地球上に存在するかけがえのない生き物だと気づく。
DSCF4653
自然を通じて僕らが学ぶべきことは多く、言語もその一つ。

昔の偉人は秋を表現する言葉の一つで、「刻露清秀」と綴った。
秋ならではの清々しい季節感、暑くもなく寒くもなく過ごしやすく丁度良い時期を表現した四字熟語が「刻露清秀」。”刻露”は木の葉が落ちて山の姿が厳しく現れる、”清秀”は空気が澄んでいて眺めが良いという意味。

空気が澄んで眺めが良い世界観を「秋」として世界中の人間が認識している。
その思いを、昔の偉人が「刻露清秀」と言葉をつなげたんだろう。

語源は身近なものからやってくる。決して離れた世界ではなく、自然の中から生まれた言葉がほとんど。
その言葉を魔法のように使う僕らは、未来を明るく広げる魔法使いになりたいと思う。

僕は僕なりの表現方法で、これからも自然と人をつなげて生きたい。

また会いたい出会いに感謝して、忘れないように記事として記憶に留めておくことにした。

IMG_2186
トイレパトロールで奥岳を歩いている時に出会ったこの景色

奇跡は突然訪れる

永田岳山頂から神様の窪を覗き込むと、なんとブロッケン現象が!!
そして、その外側に霧虹が出てるではありませんか!!

こんな現象は島にきて山に何度も登りましたが、初めてみました。

その時々に驚きとときめきが隠せない屋久島の雄大な大自然!!

またこんな景色に出会ってみたいです。 

↑このページのトップヘ