そちらはここ数日台風の影響で荒れた天気が続いていると思います。
山も川も、そして海も、連日猛烈な豪雨に叩かれていることでしょう。
自然とは時に優しく、時に厳しい。
屋久島といった大自然の中にいると、自然の偉大さや雄大さを日々感じるととともに、自然と共存する難しさを実感されることでしょうね。
週末は埼玉の実家に戻り、両親に写真を見せながら、改めて「自分はあの山頂まで登ったんだ!」と、嬉しくそして誇らしげに思いました。
昨年初めて屋久島に行き、一日中山登りや川遊びで体を動かせる喜び、そして、試したことさえなかった登山を初体験し、マラソンでゴールした時と同じような達成感で満たされました。
ガイド泣かせのノロノロだったとは思います。ごめんなさい。でも、そのお陰で加藤さまの波乱万丈の人生のお話を色々お聞きすることができました。
人に歴史あり。
海しかり、山しかり、家造りしかり、、、
加藤さまがこれからの人生を愉快にそしてたくましく生きていくために手繰り寄せたもの、決して楽な道のりではなかったと思いますが、こんなにもたくさん!
お話を伺い、そして、カメラ越しに見える笑顔と真剣な眼差しに、妙に納得してしまいました。
実は、今回の登山は自分にとって慰霊登山でした。
小さい頃からずっと仲が良かった3歳下の弟が、7月14日に急死したのです。病死でした。一生懸命生きようとしていたのに、これからもっと楽しいことがあったはずなのに、突然天国に行ってしまいました。
同行してくれた友人には気を使わせては申し訳ないと、今回の旅行の最終日まで明かせずにいました。
明かすと、友人も民宿のオーナーさんも一緒に泣いて、そしてハグしてくれました。
「神聖な奥岳に登ったんだもの。絶対弟さんの供養になっているよ」と。
ありがたい話です。
黒味岳の頂上前で、久しぶりに大声で叫んだ「ヤッホー」は、きっと弟のもとに届いているはず。そう信じています。
なにやらとりとめのないことをいっぱい書いてしまいました。
これからもふと屋久島で登山がしたくなることと思います。
そのときはまたガイドをお願いしますね!!
完成した民宿、そして宿泊客の面白話をたくさん聞かせてください。
今回の台風で被害などがでていないことを祈りつつ・・・
また屋久島に伺わせていただきます。