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土砂降りの雨が2日続いた後、離島日の半日、白谷雲水峡苔むす森までガイドしてもらい母娘の2人なら気づかなかったことにたくさん出会わせていただき、感謝しています。
ホームページの写真はご自身が撮られたものだということだけあって、写真の撮り方を教わったり、断熱シートの座布団を出してもらい、おしりがほかほかしながら、苔むす森をまったり楽しんだり、用意してもらった筍の皮で包まれたお弁当をひもとき沢の水で沸かした紅茶を頂戴したり、
 
徒然草に「先達はあらまほしきことなり」という段がありますが、そこにあっても通り過ぎたり知らなかったりしたであろう静かな森の中で、ガイドさんのおかげで些細なことでも豊かなぜいたくな時間を過ごすことができました。
 
この目で見て、肌で感じ、耳で聴いた屋久島での貴重な経験をありがとうございました。
 
そのときのことをいくらか書いてみました。
 
宿まで迎えに来てもらい荷物を積み込むと帰る日なんだなと寂しい気持ちになっていましたが、車窓から「ほら、あれがとなりのトトロの傘です。クワズイモの葉っぱですよ」と教えてもらいこれから始まる、もののけ姫の舞台への序章となりました。
 
雨が降っていない中、出発できるなんて最高です。
屋久島へ来る数日前に買ったマイカメラを首にかけ、娘はシャッターチャンスをねらっています。
 
最初に出会った花は、可憐な小さな白いオウレン教えてもらった花の名前を記憶しておきたいと、「オウレン、オウレンですね」と私が連呼すると「サッカーのオウレー、オウレーですよ」と言ってもらい、おかげで頭に刻みこまれました。
すると、帰宅後すぐの新聞で野の花通信コラムにバイカオウレンの記事を見つけました。
普段なら目に留まらなかったことでしょう。これも屋久島ツアー効果でしょうか。
その記事によると細かい切れ込みのある小さな葉が5枚、手のひらを広げたようにつく「ゴカヨウオウレン」3月~4月、森の湿り気の多い所に、直径1.5センチほどの花を咲かせる。
本当の花は中心に集まる小さな黄色い部分で、白い花びらに見えるガクが開くと梅の花を思わせる
それで、バイカオウレン。この時季の雨は、木の芽落としといってヒサカキの小さな丸い花はこの雨をしのぐために下向きにつき、
リンゴツバキは、ゾウムシにやられまいと対抗して、実を厚くする。
これがその実ですねと見せてもらったのが、思った以上に分厚くてびっくり。
 
スギゴケ、ヒノキゴケ、そして、Yの字のムチゴケの名はずっとこの先覚えていると思います。
 
ヒヤッとした空気がまとわりついたかと思うとあたりは霧に包まれ、昨日までの雨でたっぷり水をたたえたコケは水滴をたたえ
幻想的な森で屋久杉の枝を見上げ、ピンク色のツルっとした木肌のヒメシャラに触れ、由来に耳を傾け、ミソサザエという名の小鳥と出会い、ヤマガラの声を聞き、アオハトですよと指されたほうを見やると、モスグリーンの確かにハトのシルエット
が浮かび、川の流れはどこまでも心地よい響きでゆっくりと時間は流れました。
 
亜寒帯から亜熱帯までの季節を持ち、九州では一番高い山、宮之浦岳を有する照葉樹林の世界遺産の島。
マグマが地下深くでゆっくり冷えてかたまった深成岩である花こう岩の島
 
屋久島
 
来てよかった、
ツアーをお願いしてよかった
至福の時をありがとうございました。